子どもを歯医者嫌いにさせないコツとは?
- 2025年7月18日
- コラム
子どもを歯医者嫌いにさせないコツとは?
こんにちは!伏見区の歯医者、いくま歯科医院です。
お子さまの歯医者通いで、「泣いてしまって大変だった」「診療台に座るまでに時間がかかる」といった経験をされたことのある保護者の方も多いのではないでしょうか。お子さまの不安や恐怖を少しでもやわらげ、楽しく通えるようにするためには、大人の関わり方がとても重要です。
本記事では、お子さまが歯医者を怖がらずに通えるようになるためのポイントを、NGな声かけ、通院の工夫、ご家庭での取り組みまで、幅広くご紹介します。
歯医者嫌いになりやすい言葉に注意
お子さまはとても敏感で、大人の表情や口調、言葉の選び方から不安を察知します。何気なく使ってしまいがちな言葉が、歯医者へのマイナスイメージを強めてしまうことがあります。
「泣いたら注射されるよ」
これはよく聞く言葉ですが、お子さまにとっては歯医者=怖い場所という印象を与えてしまいます。脅すような言葉ではなく、「先生が歯をきれいにしてくれるよ」「虫歯にならないようにするんだよ」と、前向きな表現を心がけましょう。
「今日は何もしないから」
治療がない予定だったとしても、検査やクリーニングなどがあることもあります。「今日は見てもらうだけだよ」など、事実を伝えたうえで安心感を与える言葉に変えていきましょう。信頼関係を築くうえでも、嘘はNGです。
歯医者を“楽しい場所”にする工夫
お子さまにとって初めての体験が多い歯科医院では、環境づくりや大人の接し方がとても重要です。
小児歯科に対応している医院を選ぶ
小児歯科の専門知識と経験があるスタッフが対応してくれるため、子どもへの接し方が丁寧でやさしいのが特徴です。お子様のペースに合わせた治療をすることが可能です。
キッズスペースの有無もチェック
待合室に絵本やおもちゃがあると、緊張がやわらぎ、歯医者へのイメージも変わります。キッズスペースの有無はHPや電話で確認することが可能です。
通院当日のポイント
診療中はそばにいてあげる
保護者がそばにいることで安心感が得られます。手を握る、声をかけるなど、さりげないサポートが大きな支えになります。
診療後はたっぷり褒めてあげる
「がんばったね!」「えらかったよ!」と、思いきり褒めてあげることで、次回の通院に対する抵抗が減ります。
機嫌のよい時間を選ぶ
空腹や眠気がある時間帯は避けるようにしましょう。夕方は1日過ごした後で疲れていることが多いので、比較的元気で集中力のある午前中の受診が理想的です。
ご家庭でできる歯科へのポジティブアプローチ
仕上げ磨きを通じたコミュニケーション
仕上げ磨きは虫歯予防だけでなく、親子のコミュニケーションの時間でもあります。お子さまが嫌がる場合は、ぬいぐるみを使ったり、鏡で自分の口の中を見せながら歯磨きしたりするなど、遊び感覚で取り組んでみましょう。「歯がピカピカだと気持ちいいね」「虫さん来ないようにきれいにしようね」といった前向きな言葉かけが効果的です。
歯医者は“歯を守る味方”という意識づけ
虫歯になったから歯医者に行く、という流れではなく、虫歯にならないために歯医者さんに行くという考え方を日常の中で伝えていきましょう。「歯医者さんに行くと歯が元気になるんだよ」「先生に見てもらって安心しようね」といった声かけで、歯科医院へのイメージが大きく変わります。
未来の健康な歯のために、今できることを
お子さまが歯医者を嫌がらず、前向きな気持ちで通院できるようになるためには、ご家族の関わり方や日々の言葉かけが大切です。小さいころから歯の大切さを伝え、歯医者に行くことが“当たり前で安心できること”という習慣をつけることが、将来の歯と体の健康につながります。
いくま歯科医院では、お子さま一人ひとりのペースに寄り添い、優しく丁寧な診療を心がけています。歯医者通いが少しでも楽しくなるよう、全力でサポートいたします。お気軽にご相談ください。