金属アレルギーと歯科治療|いくま歯科医院|京都市伏見区の一般歯科・予防歯科・歯周治療

〒612-8354京都府京都市伏見区西町389マンション都々路1F
電話アイコン075-605-1082
ヘッダー画像

ブログ

金属アレルギーと歯科治療|いくま歯科医院|京都市伏見区の一般歯科・予防歯科・歯周治療

金属アレルギーと歯科治療

金属アレルギーと歯科治療

こんにちは。伏見区のいくま歯科医院です。

指輪やネックレスなどの金属のアクセサリーで肌が赤くなったり、かゆみを感じたりした経験はありませんか?このような反応は一般に金属アレルギーと呼ばれています。

しかし実は、金属アレルギーの原因がお口の中にもあることをご存知でしょうか?

今回は特に歯科治療で使用される銀歯などの金属素材が、知らず知らずのうちにアレルギー反応を引き起こすケースを紹介します。金属アレルギーの仕組みや、歯科治療との関係、そしてアレルギーを防ぐメタルフリー治療について、詳しくお話ししていきます。

 

歯科治療で使われる金属とアレルギーの関係

歯科治療でよく使われる金属には、保険診療の範囲で使用される金銀パラジウム合金や、過去に使用されていたアマルガム(水銀を含む合金)などがあります。

これらの金属は、唾液によって少しずつイオン化し、お口の中で溶け出して体内に吸収されることがあります。そして、体内でアレルゲン(アレルギーの原因物質)として蓄積され、やがて皮膚や粘膜、全身にさまざまな症状を引き起こすことがあるのです。

このように、お口の中の金属が「見えないアレルギーの原因」になっているケースが存在します。

金属アレルギーで起こる症状とは?

金属アレルギーによる症状は、お口の中にとどまらず、全身に影響が及ぶことがあるため注意が必要です。以下に代表的な症状をまとめました。

 

お口の中に起こる症状

・口内炎が繰り返しできる
・舌や内側の頬がただれる、赤くなる
・金属のある部分にヒリヒリした痛みや違和感がある

 

特に、金属が直接粘膜に接触している部分に反応が出ることが多く、慢性的な炎症や不快感を伴う場合もあります。

 

皮膚や全身に現れる症状

・湿疹、かゆみ、肌の赤み
・アトピー性皮膚炎の悪化
・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)※手足や爪に膿疱ができる症状
・脱毛症(治療しても改善しない原因不明の脱毛)

 

これらの症状は一見、歯科治療とは関係ないように思えるかもしれませんが、歯の金属を除去したことで症状が改善した例も報告されています。

 

その他の体調不良

・原因不明の慢性的な倦怠感や頭痛
・集中力の低下
・イライラ、睡眠の質の低下

 

身体の不調の原因がわからず長年悩んでいた方が、実はお口の中の金属が影響していたというケースがあるのです。

 

金属アレルギーが疑われる場合の対応

まずはアレルゲンとなる金属を取り除く

アレルギーの原因が歯科用金属である場合、問題のある金属を取り除く(除去修復)ことが基本です。詰め物・被せ物・金属の土台(メタルコア)・古いアマルガムなどを確認し、必要に応じて交換していきます。

また、金属製の矯正装置もアレルギーの原因となる場合があり、矯正中の方も一度ご相談いただくのがおすすめです。
※原因金属の特定には、皮膚科やアレルギー科でのパッチテスト(皮膚アレルギー検査)が有効です。

 

金属を使わない「メタルフリー治療」への切り替え

金属を除去した後は、アレルギーの心配がない素材で再治療を行います。代表的なメタルフリー素材には以下のようなものがあります。

・レジン(樹脂製の白い詰め物)
・オールセラミックやジルコニア(見た目が自然で丈夫なセラミック系素材)
・グラスファイバーコア(土台部分に使用)

これらの素材は見た目も美しく、体にやさしいため、審美面健康面の両方でメリットがあります。

インプラントは安心?

インプラント治療に使われるチタンは、金属ではありますが「生体親和性(体にやさしい性質)」が高く、金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。アレルギー体質の方でも使用できることが多いですが、心配な場合は事前のパッチテストをおすすめします。

 

メタルフリー治療はどんな人におすすめ?

以下のような方には、メタルフリー治療がおすすめです。

・肌が敏感で、アクセサリーでかぶれた経験がある方
・アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症などをお持ちの方
・銀歯を白くてきれいな素材に替えたい方

見た目の美しさを重視したい方にも、オールセラミックなどの素材は非常に人気があります。

 

金属アレルギーが気になる方はお気軽にご相談ください

金属アレルギーは、原因に気づかないまま長年悩まれている方も多い症状です。
「もしかして金属が原因かも…」と感じたら、まずは一度歯科での相談をおすすめします。

患者さまの症状やお悩みを丁寧に伺いながら、体にやさしい治療を提案いたしますのでお気軽にご相談ください。

監修歯科医師

院長 伊熊 直記

医療法人圭真会 いくま歯科医院
院長 伊熊 直記

経歴

1966年 2月16日生まれ
1990年 奥羽大学歯学部卒業
1995年 伏見区にて「いくま歯科医院」開設
2016年 京都府歯科医師会学術医院長
2017年 同地区にて「医療法人圭真会いくま歯科医院」を開設
2020年 京都インプラント研究会会長
2022年 ノーベルインプラント京都プランニング教室塾長