子どものぽかん口や頬杖は要注意?歯並びに影響するクセを解説【後編】
- 2026年6月23日
- コラム
目次
子どものクセがお口に与える影響とは?②
こんにちは!伏見区の歯医者、いくま歯科医院です。
前回は、指しゃぶりや爪を噛むクセが歯並びに与える影響についてご紹介しました。今回は後編として、
・ぽかん口(口呼吸)
・頬杖
・舌や唇のクセ
など、お口まわりのクセについて解説していきます。毎日の何気ないクセでも、成長期のお子様のお口には大きな影響を与えることがあります。ぜひチェックしてみてください。

口呼吸はお口の健康にさまざまな影響を与えます
お子様がいつもお口をぽかんと開けている場合、ぽかん口(口呼吸)の可能性があります。口呼吸は見た目の問題だけではなく、お口の中の環境や顎の成長にまで影響することがあります。

お口の中が乾燥しやすくなる
本来、唾液にはお口の中を清潔に保つ働きがあります。しかし口呼吸によって乾燥すると、唾液の働きが十分に発揮されにくくなります。
むし歯や歯肉炎のリスクが高まる
乾燥したお口の中では細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。
舌の位置が乱れやすい
本来、舌は上あごに軽く触れる位置にあるのが理想です。
ところが口呼吸が続くと、舌が低い位置に下がりやすくなり、顎の発育や歯並びに影響を与えることがあります。
出っ歯や歯列不正の原因になることも
口呼吸は、前歯が前に出やすい歯並びや、顎の成長バランスの乱れにつながることがあります。
頬杖も歯並びや顔立ちに影響することがあります
本を読むときや宿題をしているとき、テレビを見ているときに頬杖をつくクセがあるお子様もいらっしゃいます。頬杖は一見ちょっとしたクセに思えますが、顎や歯に継続的に偏った力がかかるため、次のような影響を及ぼすことがあります。
・顔の左右差が目立ちやすくなる
・噛み合わせがずれる
・歯並びが乱れる
特に成長期のお子様は骨がまだやわらかく、影響を受けやすいため、日常的な姿勢やクセにも注意が必要です。

舌や唇のクセも見逃せません
歯並びに影響を与えるのは、指しゃぶりや爪噛みだけではありません。例えば、
・下唇を噛む
・唇を吸う
・飲み込むときに舌が前に出る
といったクセも、歯にじわじわと力をかけ続けてしまいます。こうしたクセは周囲から気づきにくいこともありますが、前歯が前に出たり、すき間ができたりする原因になることがあります。

歯並びが悪いからすぐ矯正ではなく
まずクセの見直しを
お子様の歯並びが気になると、「早く矯正した方がいいのかな」と心配になる方も多いと思います。もちろん矯正治療が必要なケースもありますが、その前に大切なのが、歯並びを乱す原因となっているクセを見直すことです。
せっかく矯正治療をしても、原因となるクセが残ったままだと、治療後に後戻りしやすくなってしまうことがあります。まずは、
・どんなクセがあるのか観察する
・叱るのではなく、やさしく声をかける
・ほかの遊びや行動で気をそらしてあげる
・不安やストレスのサインがないか見てあげる
といった関わり方を意識してみてください。

悪いクセはすぐにやめられなくても大丈夫です
こうしたクセは、本人も無意識にしていることが多いため、急に完全にやめるのは難しいものです。「やめなさい!」と強く叱ってしまうと、逆にストレスが増えてしまい、かえってクセが強くなることもあります。
大切なのは、お子様を責めるのではなく、少しずつ改善に向かえるように見守ることです。保護者の方が普段からよく観察し、気づいたときにやさしく声をかけたり、褒めながらサポートしてあげたりすることが、お子様にとって大きな安心につながります。

まとめ
指しゃぶり、爪噛み、口呼吸、頬杖など、お子様に見られる何気ないクセは、長く続くことで歯並びや噛み合わせ、お口の健康に影響を与えることがあります。特に成長期のお子様のお口の中は、これから大きく変化していく大切な時期です。そのため、クセによる小さな力でも、積み重なることで歯や顎の発育に影響が出ることがあります。
今回の記事を見てあてはまるかも思った場合には、早めに歯科医院に相談することを考えてみても良いかもしれません。
いくま歯科医院では、お子様のお口の中の状態を確認しながら、歯並びやクセについてもわかりやすくご説明しています。お子様の将来の歯並びやお口の健康を守るためにも、気になることがあればお気軽にご相談ください。

