最新技術を導入!口腔内スキャナー(IOS)が変える歯科診療|いくま歯科医院|京都市伏見区の一般歯科・予防歯科・歯周治療

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最新技術を導入!口腔内スキャナー(IOS)が変える歯科診療|いくま歯科医院|京都市伏見区の一般歯科・予防歯科・歯周治療

最新技術を導入!口腔内スキャナー(IOS)が変える歯科診療

こんにちは!いくま歯科医院です。最近、歯科治療の現場で注目されている「口腔内スキャナー」についてご存知でしょうか?口腔内スキャナーは、従来の型取りとは異なるデジタル技術を活用した最新の装置です。この記事では、口腔内スキャナーの基本機能や実際の活用方法、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

この記事を読むことで、口腔内スキャナーの魅力とその効果を理解し、どのような場面で役立つのかを知ることができます。歯科治療に関心のある方や、詰めもの・被せもの等を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください!

口腔内スキャナーとは?

口腔内スキャナーの基本機能

口腔内スキャナーは、口腔内の状態をデジタルでスキャンし、正確な 3D 画像を生成する装置です。
スキャナーは光学センサーを使用して、歯や歯茎の形状を詳細にキャプチャします。
このデータは、補綴物(詰めもの・被せもの)の作成や治療計画の基礎となります。
従来の型取りに比べ、短時間で高精度なデジタルデータを取得できるため、患者様の負担も軽減されます。

 

口腔内スキャナーの歴史

口腔内スキャナーは 1980 年代に初めて登場し、以来技術革新が続いています。初期のスキャナーは大きくて使いづらかったですが、現在では小型化が進み、携帯性操作性が大幅に向上しました。
さらに、リアルタイムで 3D 画像を表示できるようになりスキャンの精度とスピードも格段に向上しています。この進化により、歯科医療の現場での利用が広がっています。
ただ日本での普及率はまだ高くなく、10%以下といわれています。

いくま歯科では口腔内スキャナーを早くから導入して型取りの正確性を確保しております。
型取りの苦手な方にも好評です。インプラントや矯正治療にはデジタルシミュレーションを用いて治療計画を見ることができます。


↑当院の口腔内スキャナー「iTero」

最新の口腔内スキャナーは、複数の光学センサーを搭載し、スキャンの精度をさらに向上させています。また、スキャナー自体がより軽量化され、操作性が改善されているため、歯科医師にとっても扱いやすいものとなっています。これにより短時間で精度の高いデータを取得でき、患者様の負担も減少します。

 

口腔内スキャナーのメリット

デジタル化の精度

口腔内スキャナーは、ミクロン単位の精度で口腔内をスキャンできます。これにより、従来の物理的な型取りよりも正確なデータが得られます。精密なデータは、補綴物やインプラント治療において非常に重要です。

また、スキャナーによっては、カラーイメージも取得できるため、歯の色合い質感もリアルに再現できます。デジタルデータを基に作製される補綴物は、従来の型取りによるものよりもフィット感の良い仕上がりとなります。

 

非接触式スキャン

非接触式であるため、患者様の負担が少なく、型取りの際の不快感を大幅に軽減します。
特に嘔吐反射が強い方や、従来の型取りが苦手な方にとっては、大きなメリットとなります。非接触式のため、感染リスクも低減され、安全性が高まります。また、スキャン時間が短縮されるため、診療の効率も向上します。

 

データの保存と共有

口腔内スキャナーで取得したデジタルデータは、簡単に保存共有することが可能です。これにより、他の歯科医師との情報共有がスムーズに行え、治療の質が向上します。また、データのバックアップも容易で、紛失のリスクが低減されます。

 

口腔内スキャナーのデメリット

口腔内の状態により使用できないことがある

口腔内の状態によっては、スキャナーを使用できない場合があります。特に、歯の本数や歯並びによっては、スキャンが難しいことがあります。スキャナーの性能によっても、使用条件が異なるため、治療前に歯科医師と相談することが重要です。

 

口腔内スキャナーの活用方法

矯正治療における利用

口腔内スキャナーは、矯正治療の計画作成において重要な役割を果たします。
スキャンデータを基に、デジタルシミュレーションを行い、最適な治療計画を立てることができます。例えば、インビザラインなどの透明な矯正装置は、スキャナーで取得したデータをもとにカスタマイズされます。これにより、治療の精度が高まり、満足度の高い矯正治療を実現することが可能になります。

 

インプラント計画における役割

インプラント治療でも、口腔内スキャナーは不可欠です。
スキャンデータを用いて、精密なインプラントの位置決めが可能となり、手術の成功率が向上します。インプラントの位置や角度を正確に決定することで、術後の機能性や審美性が大幅に向上します。また、術前にデジタルシミュレーションを行うことで、手術のリスクを最小限に抑えることができます。

 

診断と治療計画の精密化

口腔内スキャナーによる高精度なデータは、診断や治療計画の精度を飛躍的に高めます。
デジタルデータを活用することで、より詳細な診断が可能となります。例えば、虫歯の早期発見や、歯周病の進行状態を正確に把握することが可能となります。また、治療後の経過観察にも役立ち、定期的なスキャンで口腔内の変化を追跡することができます。

 

セラミック治療への応用

口腔内スキャナーは、セラミック治療にも広く応用されています。
スキャンデータを基に作製されたセラミッククラウンやインレーは従来の型取り法に比べて精度が高く、患者様の歯にぴったりとフィットします。これにより、治療後の噛み合わせや見た目の自然さが大幅に向上します。

 

ホワイトニングの計画

口腔内スキャナーは、ホワイトニング治療の計画にも使用されます。
スキャンデータをもとに、患者様の歯の色や形に合わせたカスタマイズトレーを作製し、効果的なホワイトニングが可能となります。これにより、患者様は自宅で簡単にプロフェッショルなホワイトニング治療を受けることができます。

 

口腔内スキャナーのよくある質問

口腔内スキャナーにかかる時間はどのくらいですか?

通常、口腔内スキャンは数分で完了します。
従来の型取りよりも短時間で済むため、患者様の負担が少なくて済みます。また、複数の歯を一度にスキャンできるため、効率的に診療が進められます。

 

口腔内スキャナーはどんなときに使いますか?

口腔内スキャナーは、矯正治療インプラント治療補綴(ほてつ)治療など、様々な治療計画に使用されます。高精度なデジタルデータを基に、最適な治療計画を立てることができます。また、治療後の経過観察にも役立ち、口腔内の変化を詳細に追跡することができます。

 

口腔内スキャナーのデータはどのくらい保存されますか?

口腔内スキャナーで取得したデータは、長期間保存することが可能です。
デジタルデータとして保存されるため、物理的な劣化がなく、必要な時にいつでもアクセスできます。このデータは、長期的な治療計画や経過観察に役立ちます。

 

口腔内スキャナーを使用する際に特別な準備は必要ですか?

口腔内スキャナーを使用する際には、特別な準備は不要です。
ただし、口腔内が清潔であることが重要です。スキャン前に口腔内をきれいに洗浄し、余分な唾液や食べかすを除去することで、より正確なデータを取得できます。

 

まとめ

本記事をお読みいただきありがとうございます。
口腔内スキャナーは、最新の歯科治療において欠かせないツールとなっています。その高精度なスキャン機能により、治療の精度や患者様の快適性が大幅に向上します。使用条件については注意が必要ですが、そのメリットは非常に大きいと言えます。近年の歯科医療の現場では、ますます多くの歯科医師が口腔内スキャナーを導入し患者様にとって最適な治療を提供しています。

何かご不明な点や、お悩みがございましたら、いくま歯科医院にお気軽にご相談ください。

監修歯科医師

院長 伊熊 直記

医療法人圭真会 いくま歯科医院
院長 伊熊 直記

経歴

1966年 2月16日生まれ
1990年 奥羽大学歯学部卒業
1995年 伏見区にて「いくま歯科医院」開設
2016年 京都府歯科医師会学術医院長
2017年 同地区にて「医療法人圭真会いくま歯科医院」を開設
2020年 京都インプラント研究会会長
2022年 ノーベルインプラント京都プランニング教室塾長