高齢者歯科|京都市伏見区 いくま歯科医院|一般歯科・予防歯科・歯周治療

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高齢者歯科

高齢者歯科|京都市伏見区 いくま歯科医院|一般歯科・予防歯科・歯周治療

当院の高齢者歯科の特長

当院は長年地域に根差した診療を行ってきました。それゆえにお互いに年齢を重ねて、いわゆる高齢者の患者様が増えてきました。そのかたたちの健康寿命を支えるためにスタッフ全員で取り組んでおります。当院では危険を伴う入り口でのスリッパへの履き替えを廃止して医院内すべてお履き物のまま移動が可能です。あらゆるところに手すりを付けたり、入り口の段差には電動のリフトを設置、診療代は上る必要のない脚折れタイプを設置しております。体調の管理に血圧測定やSPO2の計測、血糖値の測定などもすぐに可能です。

高齢者歯科とは

中高年以降の方々は、生活習慣病やその他の内科的な疾患を抱えているケースが多くみられます。また、日本は高齢化社会を迎えており、何らかの基礎疾患を持つ高齢者が増加しています。その基礎疾患が原因で、適切なしかいりょうを受けにくい状態にある方も少なくありません。そのため、お口の健康が損なわれてしまうケースが増えています。
日本の急速な高齢化を背景に、高齢者が安心して適切な歯科診療を受けられる環境を整えることの重要性が高まっています。「持病があるから歯科治療を受けられない」ということはなく、多くの場合適切な治療を行うことが可能です。病気があり、歯科治療に対して不安を感じている方は、ぜひ気軽にご相談ください。

高齢者のお口の特徴

年齢を重ねていくにつれて、お口の中にも変化が現れます。
歯のトラブルや病気は、目の見えない部分や隠れたところで静かに進行しています。

1.歯と歯周組織が変化する

歯と歯肉がすり減り、歯肉が退縮し、むし歯ができやすくなります。

2.舌や口腔粘膜が変化する

年齢を重ねると、舌や口腔内の粘膜に変化が現れ、唾液の分泌量が減少します。この変化は口臭を引き起こしたり、味覚障害を引き起こしたりする原因となります。

3.歯肉の炎症が起きやすい

歯肉が退縮すると、その部分に歯垢や歯石が付着しやすくなったり、入れ歯が触れることで刺激が加わることで炎症が発生することがあります。

4.入れ歯が合わなくなる

入れ歯を長期間使用すると、歯の部分が摩耗したり、使用者の歯や歯肉の状態が変化してフィットしなくなったりすることがあります。合わなくなった入れ歯をそのまま使用し続けると、食べ物をうまく噛めなくなったり、口内に傷をつけたりする原因にもなります。

5.お口の中に細菌が
増えやすくなる

お口の中は適度な温度と湿度が保たれています。
そのため、歯や入れ歯の面に付着した細菌を積極的に取り除かないと細菌の培養器となり細菌が増えてしまいます。

高齢者歯科の必要性

心身に負担をかけず、より安全に

「歯の治療は痛くて怖い」と感じる方は少なくありません。特に、病気を持っている方や高齢の方の場合、この感覚はより強くなる傾向があります。時には、このような不安やストレスが他の全身疾患の進行を促進してしまうこともあります。そのため、治療内容や使用する器具、薬剤の選択を工夫し、患者様の心身に負担をかけないように配慮しながら、より安全に歯科治療を進めることが重要です。

生涯にわたって豊かな人生を送るために

以前は、内科的な疾患を持つ患者さんに対する麻酔を必要とする歯科治療は、その危険性から必要最小限に抑えられることが一般的でした。しかし、最近では医療機器や医療技術の進歩、特に監視モニターなどの開発により、リスクを大幅に低減しながら積極的に治療を行う方向へと変化しています。さらに歯科疾患と全身疾患(糖尿病、嚥下性肺炎、心内膜炎など)との相互関係が明らかになってきたことも、積極的に治療を行うようになった背景の1つとなっています。
QOL(生活の質)の向上に対するニーズが高まってきたことも大きな要因です。お口は単に食事をするためだけでなく、会話や意思表示、さらには笑顔や歌、愛情表現など、日々のコミュニケーションに不可欠な役割を果たしています。高齢化が進む社会においては、年を重ねても自立した生活を送るために口腔機能を維持することは歯科医療の大きな役割といえます。

高齢者歯科の診療の特徴

1.全身状態の評価

歯科治療を開始する前には、患者さんの全身状態や既存の疾患を詳しく把握することが重要です。これにより、安全で効果的な治療計画を立てることができます。必要に応じて、患者さんのかかりつけの医師と連携を取り、疾患の種類や重症度、現在服用している薬の情報を共有します。このような情報連携は、特に抜歯やインプラントなど侵襲性の高い処置を行う際に、どの程度の治療が可能かを判断する上で非常に重要となります。

2.緊急時に備えた医療設備

降圧剤、昇圧剤、抗不整脈薬、ステロイド剤などの救急薬剤やAED(自動体外式除細動器)、救急蘇生用医療器材を常備し、緊急時に備えた体制を整えています。

3.全身管理に精通した
歯科医師による治療

全身状態が悪い方や重症度の疾患を有する方の治療は、全身管理のトレーニングを受けている歯科医師(歯科麻酔専門医や口腔外科専門医)が担当します。

適切なケアによってお口の健康を維持すると、自分の歯でしっかり噛んで、充実した食生活を送ることが可能になります。また、よく噛むことは脳の神経細胞を刺激し、認知症の予防にも効果的だとされています。
健康な毎日を長く続けるためにも、「年をとったから」と諦めることなく、お口の健康に関するお悩みや質問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。。