矯正歯科|京都市伏見区 いくま歯科医院|一般歯科・予防歯科・歯周治療

〒612-8354京都府京都市伏見区西町389マンション都々路1F
電話アイコン075-605-1082
ヘッダー画像

矯正歯科

矯正歯科|京都市伏見区 いくま歯科医院|一般歯科・予防歯科・歯周治療

矯正歯科について

矯正歯科について

矯正歯科は、歯並びや噛み合わせの問題(不正咬合)を治療する診療科です。
この治療は単に見た目を美しくするだけではなく、機能的にも多くのメリットをもたらします。矯正治療によって正しい歯並びと噛み合わせが整うと、食べ物を効率よく咀嚼することができるようになり、消化吸収を助けることにつながります。また、歯磨きがしやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクが減少し、正しい発音で話すことが可能になるため、コミュニケーションの質も向上します。
不正咬合があると、お子さんの成長に悪影響を与えることがあり、顎の痛みや発音の問題、さらには肩こりや頭痛などの身体的な不調の原因となることもあります。良い歯並びや適切な噛み合わせは、単なる美観の問題ではなく、生涯にわたって健康を維持するための基盤となる重要な要素です。最近では50歳以上の方の矯正治療も増えてきています。長年コンプレックスになっていた歯並びを子育てが終わってから改めて治療を考えられるようです。年齢に関係なくご自身やお子さんで、歯並び・噛み合わせに関してお悩みがある方は、ぜひ一度、気軽にご相談ください。

矯正歯科でよくみられる相談・症状

  • でこぼこした歯並び
  • 受け口
  • すきっ歯を治したい
  • 出っ歯に悩んでいる
  • 口が閉じにくい
  • 口を開け閉めする際に痛みが生じる
  • 嚙み合わせが深い
  • 顔のゆがみ
  • 食べ物を噛みにくい
  • 滑舌がよくない、正しい発音で話したい
  • 歯磨きが困難でむし歯や歯周病が発生しやすい、口臭も気になる
  • 歯の見た目によるコンプレックス
  • 原因不明の肩こりや頭痛がある

歯並びや嚙み合わせは健康的な生活を支える重要な要素です。ご不安やお悩みがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。

矯正歯科の主な病気と治療

不正咬合(ふせいこうごう)

八重歯、乱ぐい歯(叢生:そうせい)

八重歯、乱ぐい歯(叢生:そうせい)

上顎(じょうがく)の犬歯が突出している状態を八重歯と呼び、歯並びが凸凹になっている状態を乱ぐい歯と言います。これらは一般に叢生(そうせい)とも呼ばれ、主に顎(あご)の小ささが原因で、十分なスペースがなく歯が重なってしまうことにより発生します。叢生があると、歯ブラシが届きにくく、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなり、その結果、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)

出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)

上顎の前歯が前方に傾斜している状態を一般に「出っ歯」といいます。この状態は見た目の問題だけでなく、発音に影響を与えることがあります。また、口を完全に閉じることが難しくなるため、口呼吸が常態化し、これが口腔内の乾燥を引き起こしむし歯や口臭のリスクを高めます。さらに、顔のけがにより前歯が損傷しやすくなったり、下の前歯が上の前歯の裏側の歯ぐきを傷つけたりすることもあります。

受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)

受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)

下顎(かがく)が上顎より前に突き出ている状態は、「反対咬合」とも呼ばれ、噛み合わせが逆になります。この状態には、上下の前歯の傾きが原因の場合と、下顎が過剰に大きい、または上顎が小さすぎる場合があります。顎の大きさが原因である場合は、顎の骨の成長が一定の段階に達するまで経過を観察し続ける必要があります。
この状態は、うまく噛むことができないだけでなく、発音が不明瞭になることも少なくありません。一般的な矯正治療では歯の移動を通じてこれを修正しますが、骨格に起因する問題や大きな噛み合わせのずれがある場合は、外科手術が検討されることもあります。また男性の場合は成長が長く続くので18歳を超えてからの治療となることもあります。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

上下の前歯が正しく咬み合わない状態を指し、前歯で食べ物を効果的に噛み切ることができないことがあります。また、発音が正確でなくなったり、咀嚼がうまく行えなかったりするという問題も生じます。この状態の原因としては、幼少期の指しゃぶりや舌で歯を押してしまう癖、そして遺伝的要因が挙げられます。舌癖がある場合はそれを治さないと歯がうまく動きません。

すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)

すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)

歯と歯の間にすき間がある状態は、見た目の問題として口を開けた際に目立つほか、食べ物が隙間に挟まりやすくなったり、サ行やタ行の発音がしにくくなったりすることもあります。このような小さなすき間は、比較的簡単な処置で改善が可能です。

顎関節症(がくかんせつしょう)

顎関節症は顎の関節とそれを支える咀嚼筋という筋肉の病気で、「顎がうまく動かない」「食べ物を噛むのが難しい」「顎を動かすとカックン、コッキンと音がする」「痛みで口が開かない」といった症状が見られます。さらに、顎だけでなく、偏頭痛や肩こり、腕や指のしびれ、鼻や耳の不快感も伴うことがあります。原因は精神的ストレス、噛み合わせの問題、夜間の歯ぎしりやくいしばり、頬杖などの癖、解剖学的な問題など多岐にわたります。症状の程度には個人差があり、重度の場合は顎の機能障害が進行する恐れもあります。症状が見られる場合は、早期の受診をおすすめします。

子どもの矯正

悪い噛み合わせは、お子さんの口周りの筋肉や顎の骨の成長に悪影響を与えることがあります。さらに、成長期の歯並びの問題は骨格に影響を及ぼし、結果として姿勢が悪くなることもあります。子どもの矯正治療は、これらの悪影響を回避し、正しくお口が成長・発育するように助けるものです。矯正治療は、6歳から12歳の間に行う初期治療(一期)と、永久歯が全て生え揃った後に行う本格的な治療(二期)があります。二期治療は成人の矯正治療と同様ですが、一期治療では子どもの成長段階に合わせて基礎からしっかりと整える矯正を行います。これにより、顎の成長を適切に促し、正しい歯並びと噛み合わせを誘導します。
お子さんの口内の状態を確認させていただき、それぞれに最適な治療プランを提案いたします。お子さんの口腔の健康に関してご不安や質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

大人の矯正

現在の矯正歯科技術は進歩しており、成人の方でも快適に矯正治療を受けられるようになっています。確かに、成長期のお子さんの治療は比較的スムーズではありますが、成人でも時間はかかるものの、歯並びや噛み合わせの問題を解決することは十分可能です。矯正治療の主な目的は見た目の改善ですが、美しい歯並びは歯磨きをしやすくするため、むし歯や歯周病を予防する効果もあります。また、適正な噛み合わせによって筋肉や顎関節、歯周組織への負担が減ることで全身の健康にも良い影響をあたえます。
カウンセリングでは、患者さんのご要望を詳しく伺い、利用可能な矯正方法のメリットとデメリットをご説明した上で、最適な治療計画を提案します。疑問や不安があればお気軽にご相談ください。健康で美しい口元で、毎日を明るく過ごしましょう!

主な歯列矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは歯の表面にワイヤーとブラケットという固定装置を取り付けて歯列を整える方法で、歯列矯正で最も一般的に行われています。この技術により、数ミリ単位で精密な歯の移動が可能です。最近では、歯と同じ色のブラケットやワイヤーを選ぶことで、装置を目立たないようにすることもできます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース型の矯正器具を用いて歯を移動させる治療方法です。この治療法の最大の特徴は、器具がほとんど目立たないため、他人に気づかれることなく治療を進めることができる点です。また、マウスピースは取り外しが可能で、いつも通りに食事や歯磨きを行うことができます。

*当院では矯正の専門医と密に連携をとっております。難症例や、外科的矯正が必要なケースでは矯正専門医での治療をお勧めしております。

矯正治療が適さない場合

矯正治療はむし歯や歯周病があると開始することができません。矯正治療を始める前には必ずむし歯や歯周病を治療しましょう。また矯正治療中は歯磨きが難しくなりむし歯や歯周病のリスクが高まりますのでご自分でセルフケアをしっかりできるようになることが必要です。

マウスピース矯正の特徴的リスク

マウスピース矯正において特徴的なものとしてご自身での管理が多く必要になります。外すことが可能になる反面必ず自分でつけなければならないということがあります。マウスピースは食事するときには外してもらうことになりますが食後は必ずすぐに歯を磨いて装着する必要があります。これを毎日必ず数年間できることが条件となります。