マウスピース矯正
マウスピース矯正
当院ではマウスピース矯正を積極的に取り入れています。マウスピース矯正の特徴であるデジタル技術との相性のよさから、必要な型取りにはいち早く光学印象を取り入れて患者様の負担や作製期間の大幅な短縮に役立てております。また、シミュレーション結果を患者様とゴールの相談をおこなっております。またマウスピース矯正の特徴としてトラブルが少ないことがあげられますので再診による調整料はいただいておりません。治療途中のマウスピース不適合や設計の変更による再作成についても無料で行っております。
マウスピース矯正は、従来のブラケットやワイヤーを使用しない矯正方法で、透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、歯並びを段階的に調整します。インビザライン※というマウスピース型装置が広く普及しており、取り外しが可能なため、食事や歯磨きを普段通りに行うことができます。また透明な素材で、日常生活において矯正装置が目立たず、周囲に気づかれることなく快適に治療を進めることが可能です。
インビザラインは、事前に3Dシミュレーションを用いて個々の治療計画を作成し、期間ごとに異なるマウスピースを装着することで、歯を段階的に動かし歯並びを矯正します。この方法では、1日22時間以上マウスピースを装着することが推奨されていますが、金属アレルギーのリスクや、従来のブラケットやワイヤーによる痛みがないため、治療中も快適に過ごすことができます。インビザラインは、マウスピース型装置の中で最も歴史があり、実績のあるシステムになります。準備段階で3Dシミュレーションにより治療後の予想結果を視覚的に確認できる点も大きな魅力です。
マウスピース矯正は、通常のワイヤー矯正と比較して、患者様のご協力(自己管理)と歯科医師の診断能力が治療結果に大きく影響する治療です。このため、矯正をご検討の際は、まず一度ご相談お越しいただき、ご自身の歯並びやお悩みにマウスピース矯正が適しているかを確認することが重要です。お気軽にご相談ください。
※インビザライン:1997年に米国アライン・テクノロジー社により開発されたマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置で、日本では2006年2月より導入がスタートしました。
マウスピース矯正は、透明で薄いプラスチック製の装置が目立たない点が大きな魅力です。この装置は装着していても周りにはほとんどわからず、見た目を気にされる方や、職業柄、人前で頻繁に話す必要がある方に特におすすめです。
マウスピース矯正はご自身で取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にはマウスピースを外して通常通りに行うことができます。これにより、食事制限がなく、日常生活における不便はほとんどありません。また、通常通り歯みがきができ、むし歯や歯周病のリスクが高まることもありません。
マウスピース型矯正は、金属を使用しておらず、金属アレルギーの心配がありません。また段階的に歯を動かしながら歯並びを整えるため、従来の金属製矯正装置に比べて、歯や歯ぐきへの刺激が少なく、矯正中の不快感や痛みが軽減されます。装置が外れる心配もなく、口内での異物感も少ないため、日常生活において快適に過ごすことが可能です。
治療開始前に3Dシミュレーションを通じて、歯がどのように移動し、最終的な歯並びがどうなるかを確認することができます。これにより、治療後のイメージを具体的に把握し、治療期間や進行を予測することが可能となります。
インビザラインには適応症があります。まず、お口の中の状態を詳しく調べ、インビザラインで矯正歯科の治療が可能かを診断させていただきます。
以下は一般的な適応症と非適応症です。
歯列全体を対象にしたスタンダードなインビザラインで、マウスピースの枚数や治療期間に制限が設けられていません。通常、インビザラインで使用するマウスピースは50枚以内に収まることが多いですが、歯を大幅に動かす必要がある難しいケースではこの枚数を超えることもあります。このタイプは、歯並びの大きな凸凹、八重歯、出っ歯、抜歯が必要な症例など、幅広い症例に適用可能です。また、治療途中での計画変更や期間の延長などにも、柔軟に対応できます。
前歯部分を対象にしたインビザラインのライトパッケージは、すきっ歯や出っ歯といった軽度の歯列不正の治療が対象です。このパッケージは部分矯正や矯正治療後の後戻りを修正するのに適しており、スタンダードなコンプリヘンシブパッケージとは異なり、マウスピースの数や治療期間に制限があります。具体的には約7カ月(14ステージ、1ステージ2週間ごと)で治療が完了となる軽度な症例に限定されます。メリットとしては、短期間で治療が完了することや、治療費が抑えられる点が挙げられます。
インビザラインの中でも特に軽度な症状を対象とした治療システムで、前歯の小さなずれやすきっ歯、矯正治療後の歯の後戻りなどの改善に最適です。このシステムはライトパッケージよりも軽度の症例に特化しており、治療期間は3~4カ月(7ステージ、各ステージ2週間)です。治療範囲は前歯から第一小臼歯に限られ、短期間で完了し、費用も抑えられるというメリットがあります。適応症状が限定的なため、診断を通じて治療の適用可能性を評価します。
Goシステムは、インビザラインの中でも前歯から手前の小臼歯の矯正に特化しています。主に軽度の八重歯の調整、歯のがたつき修正、前歯のすき間の調整などに適しています。またインプラントやラミネートべニア治療の補助として利用することも可能です。このシステムには、ライトパッケージとは異なり、アライン社提供のアプリを用いたアセスメントという評価機能があり、数分間で治療可能かどうか判断できるのが特徴です。
ティーンは、乳歯が全て抜け落ちたお子さんを対象としたマウスピース型矯正装置です。このシステムは、永久歯が生え揃う時期を待たずに、永久歯の生え始めから矯正治療を開始できるため、成長期の歯並びや顎の成長に合わせて矯正することが可能です。中学生や高校生などの多感な時期にあるお子さんでも、透明なマウスピースを使用することで、目立たずに矯正治療を受けることが可能です。
まず患者さんの歯並びに関する悩みや治療への質問を詳しくお聞きします。次にマウスピース矯正の具体的な治療方法、その利点や欠点、必要な費用について説明を行います。歯の矯正には様々な方法があり、どの治療を選ぶかは患者さん自身の決断となりますが、適切な選択ができるように、豊富な情報提供と丁寧な案内をさせていただきます。ご不明点や心配事があれば、どんな些細なことでもお尋ねください。
歯並びが悪いといっても、それぞれの患者さんのお口の状態は異なります。精密検査では、口腔内の詳細な検査のほか、レントゲン撮影、顔や口内の写真撮影を通じて、個々の歯並びや口の状態を詳しく把握します。
精密検査の結果をもとに作成した治療計画について説明いたします。治療期間や歯を動かす力の程度、治療全体のシミュレーションを行います。ここでも治療内容に関して不明点や気になる点があれば、どんな小さなことでもお気軽にご質問ください。
治療を開始する際には、患者さんの情報をアメリカのアライン社に送り、個別にカスタマイズされたマウスピース型装置を注文します。アライン社は歯の移動予測を基にして一人一人の治療に適した20~60個のマウスピースを作製します。通常、完成までに約3週間かかります。
治療が開始されると、歯の動きに合わせて段階的にマウスピースの形を変えていきます。各マウスピースは歯を0.3ミリ動かすよう設計されており、2週間ごとに各ステップのマウスピースに交換します。1日に必要な装着時間は20時間以上となっており、これにより段階的に理想の歯並びに近づけていきます。
歯が目標の位置に移動した後は、その位置を維持するために保定を行います。この保定期間が終了すると、矯正治療は完了となります。
項目 | 料金 |
---|---|
マウスピース型装置(インビザライン) | 767,800円(税込) |